「地元の人が使いやすいものを作ろうと心がけています」
Kさん(男性・40代)
役職:課長
業務:測量、設計
入社:8年目
前職:建設業
――どんな仕事をする会社ですか?
県や町役場などからの依頼を受けて、橋の維持管理や、田んぼの区画整理などで調査したり、設計をしたりしています。
道路に三脚を立てて作業をしている人を見たことがあるかと思います。あれは測量という工程で、設計をするためのデータを集める作業です。
現場で集めたデータを元にして、例えば橋であればどこが傷んでいるのかを確認して、直すべきか、撤去するべきかを考えます。
田んぼの場合は、生産性を高めるために面積を大きくするのですが、どうやって大きくするのかとか、どこを直すのかとか、といった計画を立てます。
そうして考えた事業計画を、発注者である県や町役場に提案しています。
――普段はどんな業務をしていますか?
測量と設計が私の普段の仕事です。
測量は屋外の現場で行います。光波という機器を使って測量をしたり、最近ではドローンを使って地形測量や写真撮影をしたりもしています。
一緒に現場作業をするのは、だいたい3~4人です。
現場作業が完了したら、収集したデータや資料を元にして、事務所で図面を作り、図面を元に設計をしていく、という工程です。
――仕事で気をつけていることはありますか?
地元の人がよりよく施設を使うためにはどうしたらいいかを意識するようにしています。
ただ依頼を受けたとおりにだけ作るのではなくて、
「地域の人が掃除をしやすいように」とか、
「土砂の撤去が楽になるように」とかを考えています。
我々の仕事は、発注者と建設会社とのやりとりがほとんどなので、そうやって利用者の気持ちを考えるように心がけています。
――資格は何を持っていますか?
測量士、林業技士、1級土木施工管理技士です。
今後は、まずはRCCMの取得を目指しています。
ゆくゆくは国家資格である技術士を取りたいですね。
――給与や評価についてはどうですか?
発注者の出す評価で、点数が高いと、それに応じて特別手当があります。成果を出せばその分だけドンと手当がつくので、待遇には満足しています。
――有給休暇は取りやすいですか?
有給休暇は取りやすいですよ。私はすべて消化できています。
全部消化して足りないくらいです(笑)。
――大変なこと、苦労することは?
災害などの緊急時での対応ですね。
大雨などで構築物が被害を受けると、すぐに測量をして報告を出さなければなりません。
災害の対応は他に優先して進めないといけないので、通常の業務がストップしてしまいます。
そうなるとスケジュールがかなり詰まってくるので、工期に遅れないようにするのがいつも苦労することです。
――会社の雰囲気はどうですか?
アットホームないい会社だと思います。とても居心地がよくて、夜遅くまで居続けたくなるくらいです(笑)。17:30が定時の終業時間ですが、だいたい19時ころまで帰らずに残っていますね。
――この仕事に向いているのはどんな人?
やはり理数系の人でしょうね。現場での測量では数学の知識があったほうがいいですし、設計をするのに物理などの理科系の知識も役立ちます。
それから文章をつくる文系の能力も必要です。ただデータを集めて図面を起こすだけの仕事ではなくて、それを報告書に仕上げて発注先に提出しなければなりません。うまく説明するためにはそれなりに文章力や表現力があったほうがいいですね。
――就職を考えている方へのメッセージ
ぜひ来てください。手取り足取り、一から仕事を教えます!
採用・職場体験などお気軽にお問い合わせください